河口湖でバスを守るための入漁料の徴収始まる。
河口湖のバスは釣り人から入漁料を徴収することができる漁業権魚種に認定されました。神奈川県・芦ノ湖に次いで全国2番目の認定です。1日の遊漁券は大人600円、小人300円(現場売り1,000円)、年間券は10,000円で、7月20日から徴収が始まりました。今までバス釣りは無料が当たり前でしたが、これからは河口湖で釣りをする前に遊漁券をお近くの売り場(貸しボート店、NBC本部など)でお求め下さい。支払いを拒否したり、密漁など悪質な釣り人には法律的制裁もあるとのことです。
NBC会員の皆さんをはじめ、一般の釣り人にまで多大な負担がかかることを承知しながら、私はバスフィッシングの永続繁栄の絶対条件であると確信して、この魚種認定に対し促進協力して参りました。このままこの釣りの愛好者が増えればバス資源の枯渇が心配されたからです。
漁業組合は釣り人から入漁料を徴収することによって、バスを放流したり、エサを放流してバスを保護育成することが義務づけられます。河口湖漁業組合は釣り人から徴収した資金で予算を計上し、8月に大型バスを放流する計画を立てています。
漁業組合は釣り人誰もが楽しめる湖にすべく努力しています。皆さんもご協力をお願いします。また、この河口湖の魚種認定にならい、全国のバスが守られるようにNBCも努力していきます。
なお、バスが魚種認定されていないにも関わらず、遊漁料を徴収する湖があります。その漁業組合はどのような理由でお金を徴収するのか、バスのために払った方がいいのか、払わなくてもよいのかということを次号で考えてみたいと思います。
1989年9月 前の画面へ戻る