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JBトップ50 第4戦 エバーグリーンCUP
09月08日(金)〜09月10日() 福島県 桧原湖

ストーリー

超乱打の接近戦をも制する!強すぎる青木大介今季2勝目!
年間ランキングも独走態勢

毎年恒例秋の桧原湖戦が9月8日〜10日にエバーグリーンCUPとして開催された。夏っぽい晴れが極めて少なかった2017年の東日本だったが大会3日間は爽やかな晴天に。その影響もあってか今大会は久々にディープフラットの地味なライトリグ戦となった。ただし釣果は派手で3日間3800g台で揃えてもお立ち台には上がれず優勝争いには4キロ×3日間で12キロが必要。近年稀にみる乱打接近戦を制したのは最強のトーナメンター青木大介。船団には入らず自分の場所・自分の釣り方で桧原湖初優勝をもぎ取った。

Day1 3800で普通の人。上位7名が4キロ超え!

プリプラ・直前プラともに低温の雨降りが続いた桧原湖。初日の朝はローライトだったものの早い段階で青空になった。結果3日間を通して晴れ・微風という天候だった。雨天ベースで練習を続けてきた選手にとっていきなりの晴天続きに動揺は隠しきれない。

昼前から取材艇を出してみた。例年ボートが一番多い北部エリアだが今年はやや少なめだった。大川・神社沖・糠塚周りはほぼほぼボート無し。早稲沢沖フラットに数艇浮いているのみ。その代わりに人気だったのが月島の北側と西側、そして(記者は行っていないが)京ヶ森も今回のキーエリアだった模様。

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無名島では青木大介と五十嵐誠が並んで釣りをしていた。この時点で2人のウエイトを知るよしも無いが、2人とも頻繁にロッドを曲げ何度も入れ替えを行っていた。この2人が同じ場所にたどり着くとは・・と驚いた。

急な天候変化もなく穏やかなまま帰着時刻を迎えた。

去年より釣れるとの評判通り94%のリミットメイク率(去年は51%)。去年も今年も4キロ超えが7名。ただし8位以下のウエイトは去年より遥かに良い。去年は3600くらいで「まーまー良いほう」という印象だったが、今年は3600では予選通過できるかどうかを警戒する数字。3800台を持ち込まないと入賞(15位)も怪しいくらい全体のウエイトが上がった。下3桁100g内に数名が並ぶ超僅差の戦いとなった。

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初日トップは青木大介で4375g。2位は福島健で4335g。3位に西川慧で4325g。以上3名が4300台を持ち込み、結果的にこの3名がお立ち台に上がることになった。僅差戦故に初日ダッシュの大切さがわかる。

Day2 桧原湖恐るべし!2日めも初日と変わらぬ釣れっぷり

2日目は朝から晴れ上がり放射冷却で冷え込んだ。この日も昼前から湖の北側半分をボートでまわってみた。初日にポツポツ浮いていた馬の首エリアからボートが完全に消えたいた。代わりに増えたのは早稲沢・月島周り。特に月島周りは北側・西側にプチ船団が形成されていた。通常の(ラージの)大会では船団になると釣果が下がるが桧原湖スモールはそれに該当せず、常に誰かのロッドが曲がっていた。西側には800gクラスのスクールがまわってくるようで、吉田秀雄の4175gを筆頭に3800強の選手を多く輩出した。

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3日間の大会では日ごとにウエイトが落ちるのが常であるが桧原湖は例外。この日も検量率100%、リミットメイク率94%とう釣れっぷり。全員が持ち込んだバスの総重量と1匹の平均重量も初日より上がった(初日177キロ・1匹平均723g、2日目180キロ・1匹平均737g)。

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この日のトップは北大祐。月島北側をダウンショットで攻め今大会トップの4475gを持ち込んだ。2位は小森嗣彦は1200gのキッカーをシャローでキャッチしトータル4410g。3位は貸切状態の糠塚裏〜神社前エリアでラージ狙いに徹した西川慧。2本のラージをキャッチすることに成功し4205gをマークした。

予選結果 ラージ狙いの西川慧が8530gでトップ通過

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今大会もっとも多くの時間をラージ狙いに割いて勝負をかけている西川慧が8530gで算定トップ。270g差で小森嗣彦、290g差で青木大介が続いた。
今大会は数十グラム違いで順位が大きく変わる超混戦。魚の管理ミスやペナルティだけは絶対に避けなければならない。プロとして魚を釣ること以外にもいつも以上に細心の注意を要する大会だ。

上位3名は基本的には船団に入らないタイプの選手達。船団組の最上位は月島西の吉田秀雄で4位、早稲沢沖船団の榎本淳市が5位になった。船団戦では過去に2014年の吉田秀雄、2011年の山村道祐が優勝している(いずれも糠塚岬)が、それ以外での優勝は記憶にない。桧原湖に限らずお立ち台はあっても船団からの優勝はなかなか出ないのがトップ50シリーズ。果たして今回は・・・・

Day3 本家イガジグが火を吹いた最終日

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最終日であっても桧原湖の釣れ具合は衰え知らず。3日間を通して天気・風に大きな違いがなかったが、特に風の影響を受けづらい月島西側は3日間に渡って釣れ続いた。ツィッターや生中継でもその爆釣っぷりはよくわかった。1匹のバスが2人の選手に同時ヒットするという珍事も発生した。

競技時間が短いため入れ替え回数が減り全体のウエイトは落ちたものの最終日も全員が検量し93%のリミットメイク率だった。

多くの選手がマネをしているため釣れ具合に陰りがでると思われたが”イガジグ”の本家本元五十嵐誠はそれをものともせずウグイも含め快調に釣り続け4245gで単日トップ。船団で朝から連発劇を見せつけたらしい江口俊介が4115gで単日2位の成績を残した。

Result 青木大介今季2勝目!トップ50で5勝目!

プリプラクティスで青木大介は最新GPS魚探を使って「マイマップ」を作成した。今までは漠然と釣りをしていた場所も色分けされた等深線マップをじっくり見たことによって、釣れた理由(地形変化)の裏付けがとれたと同時に新たなスポットの発見もできたという。

2日間の公式プラクティスでは「ディープでたくさん釣れるけど800g以上の勝負フィッシュは選びづらい」という理由でシャローを目でチェックしラージと1キロ近いスモールマウスの居場所を探した。

そして迎えた大会初日。朝イチからラージ狙いに行くも不発でディープのスモール狙いにシフト。こたか森沖8mフラットで3800gくらいまでを釣った。その時に感じたのが「風が巻いている場所が釣れる」。それをヒントに更に風が巻いている無名島の南側へ移動。

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背後にエリート5桧原湖戦で釣り負けた五十嵐誠の気配を感じつつも、ビッグフィッシュのラッシュに遭遇。800〜900gで入れ替えまくり。更なるウエイトアップを目指しラージ狙いに行くも不発。結果初日トップの4375g。

過去の大会で2日めに失速することが多い事を反省し、2日めは朝イチ勝負をせず安定の無名島へ向かった。風が前日と異なっていたりウェーダーの人が居て前日と同じコースをトレースできなかったもののとりあえず600g〜800gでリミットメイク。その後こたか森へ移動し地道に入れ替え700g台で揃えた。11時半以降は思うように釣れず3865g。単日15位になってしまう。ただ初日4300gの貯金が効いて総重量順の暫定順位は2位で踏みとどまった(ポイント制では5位)。

前日の後半が釣れなかったため不安を抱えながらのスタートとなった最終日。前日同様無名島から入ってみたが魚探に何も映らない・・・。すぐにこたか森沖8mへ移動し3本は順調に釣れたがその後バイトが止まってしまった。
周囲をエレキでまわって魚探を見てみると前日より浅い7.5mへ群れが移動していることを突き止めた。そこで2本追加するが内訳は800×3本、600×2本。下の600g2本がライブウエルにいるうちは勝てないためラージ狙いを試みるも不発。最後にこたか森へ戻って700gキャッチ。最終ウエイトは4070gで単日3位。上位2名が更にウエイトを落としたため2人抜いての逆転優勝となった。

以上が青木大介のプリプラから大会中の行動概要。詳細はつり人社DVD「シリアス」で。

2日めに月島北側船団に少し入ったが、基本的に青木大介は船団は好まない。1人ポツンと浮いていることが多い。本人いわくキモは「釣り方」。

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使ったリグは1.3gのダウンショット。これは過去の上位入賞時から変わっていない。使うワームも過去と同じガルプ!のベビーサーディン。そして今年からエコ登録されたゲーリーヤマモトのピンテールワーム。同じ場所に何度も投げるのでカラーを4色くらいローテーションする。1.3gシンカーで8〜9mを狙うにはそれ用にセッティングされたタックルがないと釣りにならない。ロッドはこの釣りのために開発されたファンタジスタDeez60UL フィネスZERO、ラインはバニッシュレボリューション2lbというセッティングだ。そして今年はフックが違った。ベビーサーディンなどの極細ワームをダウンショットにセットしても水中でワームがきちんと動く(垂れ下がらない・滑らない)ベンドカーブのマス針を今年から採用。自身がこの釣りのために世に出したフィナのファイナルフィネスがそれである。

これらの最適にバランスされたタックルをもちい、半シューティングでスモールを狙った。半シューティングというのは魚探画面右端にバスが映った瞬間、どっち方向にバスが逃げるかを予測してキャストする。シンカーが着底したらボトムを切らないように注意しながらワームを激しくシェイクする。今回はワームを上下に暴れせるのは駄目で、一定レンジをキープするのがキモだったという。この釣り方は数年前から発見・実践しておりあまりにも釣れるので「いつかこの釣りで桧原湖で勝てるはず」と思っていたらしい。一昨年のエリート5はその自信満々なダウンショットがイガジグに負けたが今大会は勝てた。なお、ウエイインした15本中1本はイガジグで釣ったらしい。

今回も大会翌日にロッド&リール誌がウイニングパターン検証取材を行っているので更なる詳細はそちらも参照いただきたい。

トップ50第2戦優勝、第3戦2位、そして今大会優勝。まさに青木無敵時代の到来だ。

総合2位は吉田秀雄。

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HIDEUPスタッガーワイド4インチによる糠塚島の激戦を制したのは3年前。今回は月島西の船団での戦いだった。周りが入れ食いになっているなか、吉田はワームが大きい故になかなかフッキングに至らないスタッガーワイドツインテールで我慢の釣りをした。数は釣れなくて良い、周りよりも10gでも重いバスだけ選んで釣りたい。そんな思いでスタッガーワイドのキャロライナリグを投げ続けた。バイトは無限にあってワームがボロボロになって帰ってくる。ただし口が小さいスモールマウスがスタッガーワイドを丸呑みすることは少ない。4インチではさすがに大きすぎるため3.3インチ・2.7インチと徐々にサイズダウンしていった。4インチを投げ続けられない自分が悔しかったという。自動ステイ可能なGPS内蔵エレキモーターで3日間同じ場所でやり抜き青木大介に180g差で準優勝となった。

総合3位は西川彗。

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今大会唯一のラージマウス狙い。前日プラクティスは雨パワーも手伝い1500gのラージをスピナーベイトでキャッチ。晴れたらリーダーレスダウンショットでスタンプ撃ちをするプランで本戦に臨んだ。

結果3日間晴れだったためスピナーベイトパターンは爆発しなかったが、リーダーレスダウンショットで狙い通り初日1本、2日目2本のラージマウスを釣り上げ両日4200gを超え8503gで予選トップウエイト通過。3日目は途中で心が折れそうになりつつも抑えの釣りはせずラージ狙いに徹した。結果ラージを入れることができずに3550g(単日15位)で終わってしまう。

総合4位は福島健。

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福島県との相性はよく2005年優勝を筆頭に桧原湖では過去に3回お立ち台に上がっている。そして今回が4回目。福島がメインにしたのは京ヶ森エリア。ベイトフィッシュについているスモールマウスを1/64ozネコリグ(ボウワーム)で狙った。釣り方が独特で1匹釣ったあとに周囲の群れに捕食スイッチを入れて連発させるというもの。連発しているときのほうがウエイトが重く、初日は終盤にそれを起こして入れ替えをしまくった。2日目、3日目も周囲が釣れている中、自分だけ釣れない時間が長かったものの、1匹釣って周りの活性を上げるという特殊技能を発揮しグッドサイズを連発させた。ファーストフォール中に食ってくるのがいいサイズだったので、それを意識したという。

総合5位は小森嗣彦。

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メインエリアは福島と同じ京ヶ森エリア。使ったリグはダウンショット。バスに見切られないように3つのワームをローテーション。青木と同じく直下のシューティングだと食わないので、少しキャストしてドリフト気味に誘った。京ヶ森でベースを作ったあとは、シャローにうろつくキッカー狙い。2日目にそれが成功し沈む虫(イマカツ三原虫)のサイトで1200gをキャッチウエイトを4410gまでアップした。最終日は京ヶ森が不発。早稲沢で750gで揃えた後にキッカー狙いに行ったがキャッチには至らず3625g、単日17位で予選2位から3つ順位を落とした。

年間ポイントランキングは26点差で青木大介が独走

全5戦のトップ50シリーズも4戦が終わった。年間ポイントランキングトップは青木大介。240満点中220点。開幕戦で20位と出遅れたが、その後は1位・2位・1位という脅威の強さだ。2年前の最終戦で大どんでん返しが起こった事例はあるが、今の青木大介がプレッシャーに負けるとは思えない。ただし何が起こるか解らないのもトーナメント。最終戦は10月20日〜22日に茨城県霞ケ浦水系で開催される。

写真:NBCNEWS/オブザーバー
レポート:NBCNEWS H.Togashi

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